Som Berthiot 75mm f2.8 M39-Nexレンズ(単焦点)

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Som Berthiot 75mm f2.8 M39-Nexレンズ(単焦点)

Royflex ロワフレックス 6ｘ6 中判２眼レフに搭載されていた、Som Berthiot Paris Fror 75mm f2.8のビューレンズです。

ソンベルチオのレンズは、アンジェニューやキノプティック、エルマジーなど、フランス製の個性的なレンズが多い中、SOM BERTHIOTは、P.Angenieuxと並んで、高画質映画撮影用レンズのメーカーとして特に有名です。代表的なシネレンズレンズではなく、中判カメラレンズですので、珍しいと思います。

経年劣化による前玉に軽いスレがありますが、当たり凹みは無く、撮影には問題は無いと思います。
カメラから分解してレンズをNexマウントにしてあります。レンズのオリジナルヘリコイドとアダプターのヘリコイドと、ダブルヘリコイドなので、30cm位から無限大まで撮影出来ます。（レンズヘッドを回しすぎると、レンズが外れてしまいます。掲載のカメラは含まれません。）

2眼レフのテイクレンズ、ビューレンズは同じレンズを搭載しているのが殆どですが、ロワフレックスのテイクレンズは F3.5、ビューレンズは F2.8と、1絞り明るいレンズを搭載してピントが合わせやすいようになっています。f値が違うので、当然レンズ構成が違っていて、ビューレンズは、1800年代末期に一世を風靡したピクトリアリズム（絵画主義的）な「滲みの写り」、ビューレンズは、現代アート的なポップな「メディアアート的な写り」のするレンズです。
ビューレンズですので絞りがないので、ビューレンズで撮影する人はいないと思いますので、当然、作例は見つけられませんでしたが、開放での実写撮影で、解像度、色調、コントラストとも申し分ないと写りだと思います。

特に、点光源を入れた撮影は、トリオプラン100mm F2.8を凌ぐような、リングの縁取りが強調される見事なバブルボケが発生し、撮影を楽しくしてくれます。焦点距離が短い分だけ広く撮影出来ます。
絵の具を流したような軟らかなグラデーションボケは、女性ポートレート撮影には最高の1本になるかも知れません。

ご検討の程、よろしくお願いいたします。