【入手困難】思い出のシャツなにか反応を貰おう

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【入手困難】思い出のシャツなにか反応を貰おう

私が中学生の頃の出来事です。

中学生へ上がると思春期を迎え、
自分の容姿を気にするようになりました。

今まで母親に任せっきりにしていた私服を「ダサい」と
感じるようになった私は、塾の帰り道に見つけたユニクロに目が止まり恐る恐る知り合いがいないかを確認し入店し
ました。

今まで自分で服を買おうとしたことがなかった私でしたが
「勝負服」を買おう。それだけは決まっていました。

私は塾で隣町の中学校に通っているハスミちゃんに恋をしていました。

私の塾では先生1人に対して生徒2人の授業体制で行われており、ハスミちゃんとは数学の授業で一緒となり存在を知りました。

ハスミちゃんは、中学生にも関わらず圧倒的な清楚感の持ち主でスタイルが良く頭も良かったため、私には手の届かないような存在でした。

当時の私は、一緒に授業を受けているのにも関わらず、
話しかける勇気が出ず、ハスミちゃんからも話しかけてくれることがなかった為、どうにか話すきっかけができないかと模索していました。

そして、ユニクロに入った瞬間、全ての台本が出来上がりました。

塾には学校のジャージで行っていたので、
今までにないオシャレな自分を魅せて、
なにか反応を貰おう。
なんとも最後は人任せではあるが、
当時の自分には完璧な台本が出来上がりました。

そして、人生で初めて自分で買った洋服がこのシャツです。

そして遂に待ちに待ったハスミちゃんと一緒の授業の日を迎えました。

ハスミちゃんはいつも授業の10分前に来ますが、勿論私は20分前に行きました。（今でも理解できない）

青いシャツに黒いズボン。
いつもとどこが変わったのかはわからないワックスをつけた頭髪。

なぜだかこれだけ準備をすると勝ち誇った気分になり、
自信が湧いてきました。

そんな自分に浮かれていると
ハスミちゃんが来ました。
当然、いつもと違うところが多いので私のことを見たハスミちゃん。
その時に目が合い、なんとなくお互い会釈をしました。
ファーストコンタクトでした。
それだけでも嬉しかったのですが、洋服については何も言ってくれませんでした。
まあこれからだと思っていたら授業が始まりました。

授業も佳境を迎えお互いが問題を解いている時、
先生が「お前、今日ジャージじゃないんか^ ^」
と先生から話を持ち出してくれました。

そこで私は、